14/05/02 東京ビッグサイト・IFFT

インテリアライフスタイル展にて播州刃物(小野金物卸商業協同組合)のブースを訪れると小野の鋏やカミソリに交じってカネ駒肥後守が。三木の刃物は鋸などがメインで金物屋さんが主な販売ルート、それに対して小野の刃物は握り鋏や裁ち鋏などで刃物屋さんと取引が多いそう。そのため小野の組合にも問い合わせが多く、カネ駒の取り扱いもあるのだそう。
そしてなんと新情報、現在小野市では肥後守型ナイフの製造業者は二軒あるとのこと。さらにいろいろ産地のお話を伺っていくと金物業の廃業は非常に多く、その理由としては高齢化とともに材料の仕入れの問題が大きいと。というのは、これまでマイナーな素材・寸法のものを少量発注していたのが大ロットでないと受け付けてもらえなくなり、刃物を作りたくても材料が無い、という状況になるのだそう。また鋳物の握り部分やヒンジなど部品が入手できなくなることもあるそうで、これはもう産地の枠を超えた調達ネットワークが必要な感じ。

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